本コースの紹介

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メッシュ統計データを用いた
人口密度の可視化

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市役所でのヒアリング

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地域分析の授業風景

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工場の見学

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スマトラ島の
プランテーション開発地域調査

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房総半島での農家調査

都市・農村問題、開発と環境、国土再編と地域社会、国際分業と地域経済、高齢化社会と居住環境といった現代社会の重要な問題群は、具体的な空間を舞台に、生態環境や歴史環境を含む個々の場の地理的背景と密接に関わりながら展開しています。本コースでは、地理学をはじめとする空間諸科学を基盤に、地理情報システム(GIS)、フィールドワーク、空間デザインといった調査・分析ツールを習得させつつ、空間による社会の制約、社会による空間の構築・再編という視点から現代社会の諸問題を論理的に思考し、政策や計画立案といった実践的・応用的能力をも備えた人材の育成を目指しています。

カリキュラムの構成では、地理・空間基礎論I・IIから、国土デザイン、都市地域デザイン、農村地域デザイン、社会経済地理学、都市地理学などの分野別の科目、アジアの自然と社会やヨーロッパの自然と社会などの地誌科目というように幅広い科目を提供するように配慮しています。また、地理情報分析基礎I、IIにより、統計資料の分析や地図作成などの分析技法の実習にも力を入れています。

本コースの大きな特徴の1つは、内定生時と3年生時の2回、国内の特定の地域で行われる野外実習(フィールドワーク)への参加が必修として課される点にあります。事前にゼミ形式の演習で十分な準備を行うとともに、調査の成果は『野外実習報告シリーズ』として印刷をしています。農家や工場でのヒアリング、宿舎でのミーティング、報告書の作成など、苦楽をともにした経験は、後々まで大切な思い出・貴重な糧となるでしょう。また本コースでは、各自が独自にテーマを設定し、野外調査や一次データの分析にもとづいて作成する卒業論文が重視され、実践的な調査や研究の能力に磨きをかけることになります。

卒業生の進路は、金融機関、商社、運輸・通信、製造業、報道・出版、研究所、官公庁、政府機関など多岐にわたっています。また、大学院に進学し、大学や研究機関で研究を続けている卒業生も少なくありません。

地理・空間コースについてより詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください.
http://www.humgeo.c.u-tokyo.ac.jp/info/intro/about_ugrad

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教員一覧

氏名 専門分野 大学院所属
小田 隆史(准教授) 地理学(都市社会地理学,防災・災害論,北米地域研究) 総合文化研究科 広域システム科学系
梶田 真(教授) 人文地理学 総合文化研究科 広域システム科学系
鎌倉 夏来(准教授) 経済地理学 総合文化研究科 広域システム科学系
田中 雅大(助教) 社会地理学 総合文化研究科 広域システム科学系
永田 淳嗣(教授) 人文地理学 総合文化研究科 広域システム科学系
横山ゆりか(教授) 空間計画論 総合文化研究科 広域システム科学系
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