本コースの紹介
情報技術の目覚ましい発展とともに、大量で多様な情報から真に必要とする情報を効率良く、偏りなく安全に、かつ人間に負担をかけずに抽出あるいは生成し、人間社会の幸福や安心安全、さらには文化の保全発展に役立てることが急務となっています。そのため、自然現象から文化現象、経済社会現象に至るまで、あらゆる領域に共通する情報の本質を捉え、かつ最新のIT技術を駆使しながら、情報の価値判断、分析、創造、伝達を自由に行える人材の育成は、高等教育の場に課せられた重大な責務です。この要請に応えるべく、文理を横断した、さらには文化芸術までをも包含する総合的な情報学を体得し、多様な分野に展開できるような人材の育成を本コースでは行います。
上記のような、文理を横断し、文化芸術までをも包含する総合情報学の教育研究を実現するために、本コースでは、計算機アーキテクチャ・通信ネットワーク、ソフトウェア・プログラミング言語、情報理論・離散数学、自然言語処理、人工知能、認知科学、画像処理、CGアート、メディア論・情報文化論、情報経済学に至る、情報に関連した幅広い領域の専門家により教育を行います。学際性を強化するために、本学科の専任教員だけでなく、大学院情報学環・学際情報学府、情報基盤センター、教養学部教養学科の関連する教員もスタッフに加わっています。
- 教員数にくらべて学生数が少なく、緻密で丁寧な小人数教育が行われます。
- 本コースを卒業するために必要な84単位のうち、必修科目の単位数は33単位(卒業研究を含む)と比較的少なくなっています。必須科目により、文系を指向する学生であっても、理系的な情報リテラシーを身につけて、文理を横断する総合情報学を体得してもらえるようになっています。
- 理系的な科目と文系的な科目をバランスよく履修してもらえるように、選択必修科目(15単位)が導入されています。
- 選択科目については、本コースで開講される講義のみならず、本学科他コースや本学部他学科、他学部の科目も卒業に必要な単位として認定されます。
- 多様な人材の育成をめざす本コースの特徴は進学枠にも反映され、理科生のみならず文科生にも進学の枠が設けられています。
教員一覧
氏名 | 専門分野 | 所属 |
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池上 高志(教授) | 非線型複雑系の数理 | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
植田 一博(教授) | 認知科学 | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
柏原 賢二(助教) | 離散数理 | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
加藤 恒昭(教授) | 自然言語処理 | 総合文化研究科 言語情報科学専攻 |
金井 崇(准教授) | グラフィックス | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
金子 知適(教授) | 知識処理 | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
越塚 登(教授) | ユビキタスコンピューティング | 情報学環 |
櫻 哲郎(助教) | 人文社会情報学 | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
舘 知宏(教授) | コンピュテーショナルデザイン | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
田中 哲朗(准教授) | プログラミング言語 | 情報基盤センター |
中尾 彰宏(教授) | コンピュータネットワーク | 情報学環 |
馬場 雪乃(准教授) | ヒューマンコンピュテーション | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
開 一夫(教授) | 認知科学 | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
福永 アレックス(教授) | 人工知能 | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
松島 慎(准教授) | 機械学習,データマイニング | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
三木 優彰(助教) | 建築構造デザイン、パラメトリックモデリング、建築幾何 | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
森畑明昌(准教授) | プログラミング言語 | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
山内 祐平(教授) | 学習環境デザイン論 | 情報学環 |
山口 泰(教授) | 視覚メディア | 総合文化研究科 広域システム科学系 |
暦本 純一(教授) | ヒューマン・コンピュータ・インタラクション | 情報学環 |